経皮的内視鏡下椎間板摘出術および神経根除圧術では、内視鏡内カメラとレントゲン画像を使用して手術を行います。この手術は患者への負担が少ない点が特徴ですが、レントゲン撮影が必要なため、術者は防護衣を着用する必要があり、さらにレントゲン機材に合わせた高所での作業が求められるため、術者への負担が大きくなります。
また、手術技術の向上を目指したセミナーでは、技術を効果的に伝えることが難しい一面もあります。
そこで、手術トレーニングを支援するために、内視鏡の術式道具(ドリルなど)や練習用人体模型にマーカーを取り付け、練習時にドリルの先端が人体内のどの位置にあるのかを確認できる3D手術シミュレーターを開発しました。カメラでマーカを認識し内視鏡とファントムの位置関係が分かる3D表示を行います。